君は私の太陽だ

私は部屋に戻り、テレビを点けた。

まだ、眠れそうにないや。

ソフアーに座ってチャンネルを変える。

テレビには、見たことのない、俳優と女優が写し出された。

初めて見る、画像に何も考えず見つめていた。


『愛してるよ!』

『私も!』

場面はラブシーンだ!

二人は熱いキスをした。


凄いんだけど…。

そして、結構長いんだけど…。
何度も唇を重ねてる、キスシーン。


自分でも、顔が赤くなるのが分かった。


「美佐?起きてるのか?」

下から、お父さんの声がした。
思わず、テレビの電源を切ってしまった。


「もう寝るよー!」


お父さんは一階にいたままで、ホッとした。

ラブシーンを見ている所を、見られるのは、恥ずかしい…。


私は仕方なくベッドに入ったけど。

もう少し、見ていたかったかも?

私って!

変?じゃないよね?

まだ、頭の中にはキスシーンが何回もよみがえった。

キスって?

どんな感じなんだろう!

唇の感触とか。

その後にある、エッチだって!

今日、かず君に抱きしめられた。

あんな感覚なの?

そんな疑問を抱きながら、いつの間にか寝てしまった。


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