君は私の太陽だ

「夏休み皆で旅行でも行かない?」


愛子が俺達に相談してきた。


バス通勤から自転車に変わった美佐ちゃんとは、なんとなく、会話が減ってきてしまった。


旅行かぁ…。


「どうせ?暇なんでしょ?」


愛子はいい女なんだけど、時々女王様口調になる!


誠先輩の前だと違うんだろうな?


「悪かったなー!」


渓が、半分切れ気味。


愛子の話によると?俺達と同じクラスの、智美ちゃんと?

まだ、入院中のかずを?
誘うと言う!

なんでまた?あいつ?

顔に出ていたのが?
分かったかのように。

渓が、愛子に質問した。

「面白いメンバーだな?」

「退院祝いよ?これから、誘うつもり!」

そうなんだ?
よく、分からないけど、

俺達は、オッケーした!

まっ!
美佐ちゃんがいれば?
構わないんだけどさっ!

放課後、渓といつものように、学校を出た。


「まっ!武司は、お目当てがいるからいーじゃん!」

この頃、渓は俺に隠し事をしているように?
見えるんだ!

よー分からない!

「お前の方はどうなってんだ?」

渓に聞いても?

平行線状態だって言って、黙る。

そんな話をしていたら?

「あのー。武司先輩!」

後ろを振り返ると!
三人組の女の子が立っていた!

真新しい制服姿、一年生か?