「淳哉、ほんとにその子のことが好きなんだね」




「うん。ほんとに好きなんだ」




「あたしも、先輩に好きな人や彼女がいないかすごく不安。だけど好きな気持ちは消せないし変わらない。
だから、淳哉もその人に好きな人がいても辛いかもしれないけど好きでいてもいいと思うよ。
誰だって好きって思われて嫌な気持ちにはならないよ。あたし、淳哉の気持ちが少しでもその好きな子に届くように毎日願うから」




「・・・ったく、嬉しいよ。ありがとう」





うん。あたしも淳哉も片想いだけど同じ「好き」っていう気持ちは無理して消さなくてもいいよ。



だって好きなんだもん。でも、もし神様がいるのならこの2人の恋を叶えてくれたらいいのにな。