そして、あいつの誕生日。 その距離が変わろうとしていた・・・。 でも、実際は分からない。 あたしがそう思っただけだから。 あたしは空が好きだった。 あいつも空が好きだった。 見ているだけで、幸せになれた。 毎日かわるそんな空を前はよく一緒に眺めた。 「そろそろ、あいつ誕生日だな・・・・」 妹と入った雑貨屋さんで一目ぼれした。 空のマグカップ。 「プレゼント用ですか?」 「はい。」