実は、彼女はご主人様でした。

「………え…」



派手な服を着た桜雪が様々な男性とデートをしている。その背後で、お金を握っている父親の姿。

真人に取って考えられない映像だった。



「真人、それは私が父親に見せている映像だ」

「あぁ、なんだ。驚いた…」

「だが、これが真実でもある」

「え…何?」

「私が抑制していなければ、桜雪は真人の見たビジョンの通りになっていた」

「は…はぁっ?何で!?」

「父は娘を売るつもりだったんだよ」



親が娘を売り、その金で生活をする。
いや、生活をすると言うよりは遊んでいるに近い気もする。



「全ては金のため、ってこと?」



予想はついていた答えのはずだが、確認のために真人は答えを求めた。