躯となった姿はもう太郎を見ていない。
その状況を見ていた魂だけの桜雪は無表情になり、ゆっくりと消えた。
太郎が絶望を感じた次の日から、桜雪を狙う者の姿が消えた。その代りに、血肉を奪っていった者たちが人を襲ったり、自ら死を選んだりと言う話を耳にするようになった。
桜雪が躯となってもなお、太郎は側を離れようとはしなかった。けれども太郎は、生きる気力を失った様に、常に寝ていた。
そんな太郎を撫でては消えるを繰り返していた桜雪の表情は夜叉のように恐ろしく、雰囲気は黒くて華やかさは全く感じられない。
桜雪は自身の血肉を奪った者たちに復讐をしていた。
そして命を奪っていき、人々を惑わせる。そうして桜雪の魂は悪霊となっていき、太郎が肉体を離れ、魂だけの姿となって桜雪と再会した時には、悪霊そのものとなっていた。
表情は以前とは違う、当然纏う雰囲気も闇のようになっている桜雪に太郎は、いつものように側に寄った。
互いに温かさを感じることはできないが、心にあった冷たいものが和らいでいく。
太郎と再び出会い、過ごしていくことで桜雪は本来の雰囲気、表情を取り戻していった。
その状況を見ていた魂だけの桜雪は無表情になり、ゆっくりと消えた。
太郎が絶望を感じた次の日から、桜雪を狙う者の姿が消えた。その代りに、血肉を奪っていった者たちが人を襲ったり、自ら死を選んだりと言う話を耳にするようになった。
桜雪が躯となってもなお、太郎は側を離れようとはしなかった。けれども太郎は、生きる気力を失った様に、常に寝ていた。
そんな太郎を撫でては消えるを繰り返していた桜雪の表情は夜叉のように恐ろしく、雰囲気は黒くて華やかさは全く感じられない。
桜雪は自身の血肉を奪った者たちに復讐をしていた。
そして命を奪っていき、人々を惑わせる。そうして桜雪の魂は悪霊となっていき、太郎が肉体を離れ、魂だけの姿となって桜雪と再会した時には、悪霊そのものとなっていた。
表情は以前とは違う、当然纏う雰囲気も闇のようになっている桜雪に太郎は、いつものように側に寄った。
互いに温かさを感じることはできないが、心にあった冷たいものが和らいでいく。
太郎と再び出会い、過ごしていくことで桜雪は本来の雰囲気、表情を取り戻していった。


