「ありがとう!!」

種井に話した。
‘昔の友達’と仮して…。
あたしの過去の恋を――――――。
これでいいのか、自分でもわからない。
でも、あたしが自分で決めたことだからいいんだ。
やっぱり頼らないと人は、生きていけないや。
ありがとう…種井!

「いつき?いつき??」
「は!!はい?!」
「ハハッッ(笑)」
「何??」
「それはこっちのセリフよ!!」
「へ??」
「なぁーにー??真剣な顔してーーー!!」
「ぁぁ…ちょっとね。」

おい(οдО;)!!
ちょっとって何だ?!ちょっとって!!
何言ってんだぁ!!

「伊月…新しい恋は?」
「…できないよ。(泣)」
「なんでぇ?」

心配そうに聞く、天美。
天美は、もちろん!知ってる。
アタシの過去のコト…。

アタシがどんだけ苦しんだか、悲しんだか、泣いたか、忘れらんないか、1番分かるのは、天美だけ…。
天美しか、分かんない。
だから、あれから、どんだけ、天美が気ぃ遣ってくれたか、あたしには分かんない。
嗚呼、それは最低だよね…。
だって、天美にばっか、気ぃ遣わせるとか…どんだけ最低か。
天美は、あたしのこと気ぃ遣って、
本当のコトは言わない。
そんだけ、あたしのこと、大事にしてくれてる。
『イイ友達に会ったね。』
こないだ、ママに、そういわれた。
あたしは、
『うん!』
元気よく答えたのが、記憶に残ってる…。
天美と出会ってよかった。
天美がいなかったら、あたしが今頃どうなってるか、想像すらできない…。
するのが、怖いんだ…。

だからこそ、天美には、本当のコト、全部話して、一緒に解決する。
前から、そうやってきたから…。
天美を信じて。