慌てて急いで出ていった私だか……
「ヤ、ヤバイ…ケータイ忘れた!」
そう、ケータイを教室に忘れていったのだった。
あーもう! なにやってんの!?
「と、とりあえず教室か…そのあと和茶にメールして……」
教室に向かいながら、ぶつふつ独り言を言いながら向かった。
ー教室ー
私の教室は四階にあり下駄箱から一番遠い場所にあった。
「き、きつい…あいつがいたらバカにされるとこだった…」
あいつとはー私が、最も嫌いな幼馴染みでよく私をバカにする
今年は、学校が違うだけ助かった。
まあ、隣の家だから会うことになっちゃうんだけど…
「もう、鍵閉めようと思ったんだけど…何かようかな?」
「えっ?」
そういえば、鍵が開いてることに気づいた。
「吉野さんて、かなり鈍感なんだね」
鍵をくるくる回しながら彼は、笑った。
彼の名前は、クラスメートの山瀬 文月(ヤマセ フヅキ)君だった。
「えっと…ゴメンなさい! 携帯とりに来て…」
「いいよ。ってこれかな?」
彼は、そう言うとポケットから私のケータイを取り出した。
「あ、それ…」
「やっぱりね」
彼はそう言うと、笑って私のケータイを頭の高く上をあげた。
「…ちょっと、返してください!」

