帰りのしたくが終り慌てて出ていった和茶のドアから出ていく。
「…と、その前に、図書室だった」
一週間前に借りた本を返すことを思い出したのだった。
図書室の扉を開くと一人の男の子がいた。
「うん…? 利用者なんて珍しいな」
左目が、前髪で隠されてはっきりした顔は見てないが、カッコいい…と思う。
声も低いし
「あ、ゴメンなさい?」
なぜか、変な謝りかたしてしまった。
「何故、謝る」
男の子は、少しクスッと笑った。
実際は、笑ったように見えた。
「いえ…な、なんでてしょう」
「君は、面白いな」
彼はそう言うと、「返すんだろう?」と席を立ち、カウンターへ移動する。
「は、はい!」

