「あぁ、言ってなかったな。 彩果はおじいちゃんの家に暮らしてもらうよ。」 「え?おばあちゃんも随分前に亡くなってるし、私一人?!」 「大丈夫だ。彩果ならきっと上手くいくよ。 あ、あとは彩果の通う学校なんだけどな。 おじいちゃんの家から一番近い桜嵐(さくらん)高校に転校してもらうことになった。 もう転入手続きは終わっている。 明後日からでも通えるぞ。」