「うるさいですよ。将季そんなのほっといて早く入ればいいんですって。」 「おぉ、友樹。今入るよ」 …しょうがない。 この件は諦めて、早く家に入ろうっと。 「ただいま」 私がいつもどおりに家に挨拶すると 普段は将季くんぐらいしか声が聞こえないこの家も今日は特別騒がしい。 「そういえばさっきから暗いけどどうしたの、龍くん。」 「あ、彩果ちゃん!あのね、この家がお菓子の家だったらどんだけお菓子が食べられるかなーって考えてたんだよね!!」 メルヘンなこと考えるね、顔に似合って。