「え。」



頭を上げると、そこには泣き顔の彩果がいた。




「俺に告られるのがそんなに嫌だった??」




そう聞くと、
彩果はすぐに横に首を振った。




「違うの…嬉しくって…。」


「え、じゃあ付き合ってくれる?」


「当たり前でしょ!…私も好きだもん。」


「もうお前可愛すぎ」





そう言って俺は全校生徒が見ているそのステージ上でキスをした。