ちょっといじけた龍を連れて
またさっきの海の家まで戻った。
海の家までの道のりは
コンクリートの地面だから暑さが照りつけていた。
俺は自分用に買ったペットボトルを開け
体に水を与えた。
「おい、彩果大丈夫か??」
「ん?大丈夫だよ。平気。」
「…お前さ、いつも平気っていうときは大抵もう限界なときなんだからさ。気づけよ。」
「いや、ホントに大丈夫だって言ってるじゃん。…うん、平気。」
「これ飲めよ。水だから。」
「いや水だからじゃないって。私ホントにいらないから。」
彩果はそう言ってるが、
実は今日は40℃を越したと言われている。
そんな中で、
大丈夫だなんてヤセ我慢でも結構きついのに断るだなんてあいつどんだけ無理してんだよ。


