教室に入ると 「龍!おっはー!」 そうやって陽気にタカシが話しかけてきた。 タカシは数少ない小学生からの友人だ。 高校入学の時は壮太は隣のクラスになったが、俺とタカシは同じクラスになった。 水泳部で、夏に焼けた肌は今でも黒い。 特にイケメンでもないが、その爽やかさで結構人気者だ。 「…おめーはいつでも爽やかオーラだしまくってんな。」 俺はさっきまでのイライラもその爽やかなオーラに少しほだされ、呆れながら席に座った。