「…わかった。一緒に来るか?行きながら事情は説明する。」




龍ちゃんは少しの無言の間、ずっと何かを考えていたみたいだが、何かを決断したようにそう呟いた。


「行く!」



私はすぐにそう答えた。




壮ちゃん…
何があったの?


私の胸も不安でザワザワしていた。



「行くぞ!」


そう言って急いでタクシー乗り場に向かう龍ちゃんの後ろを私は着いていった。