そして、16歳になった今 私の目の前でハンバーガーを頬張る かなり格好良くなった龍ちゃんがいる。 「…何だよ、俺の顔にソースついてる?」 龍ちゃんは私の視線に感じて、慌てて紙ナプキンで口回りを吹いた。 思わず私は笑いながら、 「龍ちゃん。私、知ってるんだよ。」 そう言って、にやけながら龍ちゃんを見つめた。