16歳。ー10年越しの約束ー




それから俺たちは、小雪が持ってきたトランプでずっとゲームをしていた。


大富豪、神経衰弱、いろんなゲームをしたけど、最後にやっぱり飽きずにやるのはババ抜きだ。



「また俺の負けかよ!何で2人ともそんな強えーんだよ!」


ババ抜き3連敗の俺は、悔しくて思わずそんな言葉が出た。



「だって、龍ちゃん顔に出過ぎなんだもん。」


「そうそう!自分の所にババがきたときとか、俺たちが龍からババ引こうとしたときの顔とか、分かりやすすぎ!」


小雪と壮太はそう言うと、顔を見合わせて笑った。


「…まじかよ。俺、そんなに顔に出てんのか…」


今まで16年ちょい生きてきたけど、まさかトランプのババ抜きでそんな分かりやすい人間だったとは…


口は正反対の事ばっか言うくせに…
こんなところで素直になる自分の顔を思うと、怒りどころか情けなくなる…