「今日の小雪の髪型可愛いね!」 壮太は小雪の髪型に気付くとすぐにそう言った。 「本当!?これ、彩おねーちゃんがしてくれたの!」 小雪もニコニコしながらそう返す。 …壮太が羨ましい。 可愛いね、とかそんな言葉をスラッと言える壮太が。 俺はいつも憎まれ口ばっかりだ。 …こんなんじゃ、誰にも素直な気持ちなんて言えやしない。 俺はいつものようにぼんやりと病室の窓を見ながらそんなことを思っていた。