小雪は俺を見るなり小走りで近寄ってきて、 「寒い中待たせてごめん!中に入っててもよかったのに。」 申し訳なさそうに言うと、不意に俺の右手を握ってきた。 「わぁ!冷たい!早く中に入って暖まろう!」 そう言って、そのまま俺の右手を引っ張って病室の中に入っていった。 「ちょ…小雪…」 いきなり手を握られた俺は自分の顔に熱が上がっていくのを感じた。