次の授業…

やっぱり佐野は話しかけてきた。



「柳瀬~教科書みしてー」


まったく…何回忘れれば気がすむんだと思いつつ

教科書を出す



『はい!』


「さんきゅー!

 机くっつけるな~」ニコッ


ドキッΣ



ん?なに、ドキッて…


いつもの緊張してドキドキするのとは違う気がするけど、

気のせいかな?




「は~疲れた~

 入学したときから思ってたんだけど、あの先生絶対ヅラだよな~」


『ぶっ
 なにいきなり!』


なにを言うのかと思ったら…

いきなりヅラだよなとか

吹いちゃうじゃん!笑


でも…

『あたしも思ってた笑』



「まじ!

 やっぱ誰でも思うよな~あれは!」


なんか、はじめて気が合った…



「お前今、はじめて気が合ったとか思ってただろ~」


『えっ!なんで分かったの!?』



「ははっ

 やっぱ俺ってエスパー?

 まぁ何でも出来ちゃうしな☆」


確かに…こいつは何でも出来る…

頭だっていいし、スポーツだってできる


だからモテるんだろうな…




まぁここはあえてのスルーで♪





「おい!スルーかよ!」


はは、ははははは。笑