「ぷっ…」 「え、なんで笑うの?」 こっちは必死で走ってきたのに… 「あんた、おもしろいね。 名前は?」 「え… あ、朝日奈 茉莉…です」 「じゃあ、茉莉、よろしく」 そう言って、その人はまた歩き出した。 あ! 私、あの人の名前聞いてないよ!