小学生のくせに集団行動が苦手で、人と群れるのが嫌いだったあたしはイジメのターゲットに選ばれた。


それは中学に上がっても続いてた。


知らず知らず覚えたリストカット。


それだけが生きている実感を与えてくれてた。


ある日あたしはイジメに耐えれなくなって、父もいる時間を見計らって相談した。


父がくれた答えは

「そんなものお前が悪いからだ。」

あたしの気持ちは踏みにじられてしまった。

「自分は浮気して、家にろくに金もいれんで、よくそんな事言えるな。」
何かが壊れたあたしは、もう止まらなかった。


そこからはもう、ヤンキーだって言われる人らとつるんでは、いい子だったあたしはもう居なくなってしまった。



「あーゆちゃん?どうしたの?ぼーっとして。」

「あ、ううん。ちょっと緊張し始めちゃって。」

「可愛いなぁ。あゆちゃんは。」

そう言いながら、あたしをベッドに運ぶ。

白い天井があたしを見てた。



マニュアル通りに事を終わらせるとタイミングよく、店からコールが鳴った。


あたしはまたね、と言い部屋から出ていった。