タカをおじちゃんは一度
見たことがあった。
私が野澤商店に連れてきたのだ。
駄菓子がたくさん並ぶ昔ながらの店を見て
「何か懐かしいなぁー。でもお前、高校生になってもこんな店に入り浸ってんの?」
私はタカに
「私にとっては大事な店なの!そんな風に言わないで!」
と、慌てて返した。
保おじちゃんは、
「君がタカ君か。あーちゃんとは長い付き合いでね。あーちゃん、寂しがり屋やけん、大切にしてやってくれな。」
と、いつもの様にタレ目をくしゃっとして笑ってそういってくれた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…