保おじちゃんの言葉は魔法みたいだった。 「大丈夫、大丈夫。」 そう言われると本当に大丈夫な気がした。気持ちが落ち着いた。 私は次の日、かなこちゃんにたくさん謝った。 「もう、いいよ。お母さんが直してくれたし。私も意地はってごめん。」 おじちゃんの言う通り、かなこちゃんは許してくれた。 そして、それをきっかけにかなこちゃんとはもっと仲良くなり、大人になった今でも一番に頼る「親友」になった。