次の日学校に行くと、莉沙が繚と楽しそうに話しているのを見た。 今まで話したことなんかないくせに… 莉沙の笑った顔は久しぶりに見た。 可愛かった。 でも俺相手じゃない。 そのことに無性に苛立った。 そんな気持ちでいると繚が驚いた顔をした後、真っ赤になった。 そして莉沙を可愛いと褒めていたのが聞こえた。 俺は妬いた。 繚に微笑んだ莉沙に…。 莉沙を可愛いと言った繚に…。