―数日後in学校―

「美桜ちゃーん」

蓮太は急に私に抱きついてきた。

「///!?;;」

「レン、美桜が嫌がってる」

愛斗は少しムスッと頬を膨らませる。

「ごめんごめん」

蓮太は苦笑して謝ったが、

「あれ?」

と目を丸くした。

「ん?/??」

愛斗と私は蓮太を見て、目を丸くする。

「愛斗、いつから美桜ちゃんのこと“美桜”って呼ぶようになったの?」

蓮太は疑った目で愛斗を見る。

「…秘密」

愛斗は少し嬉しそうに、意地悪く笑った。

「えー。じゃあオレも美桜って呼ぶ~」

「何でだよw」

「いいかな?」

「聞いてないし…;;」

「大体、何で愛斗は何でもかんでも1人で決めてさ~。美桜のことも教えてくれなかったし~」

「早速呼び捨てかよ;;」

「ねぇ、聞いてんのー?」

「はいはい。すみませんでしたー」

「テキトー…」

私は二人のやりとりを見て、少し頬を染める。

そして、

「…プッ」

と吹き出して笑った。

「……^^」

それを見た二人は目を丸くしていたが、その後ニッコリ笑った。