僕のアメ♪


―《中学校》―

小学校での友達との付き合いをやめて、私はまた一人になった。

でも、地味で目立つ方ではなかった私は、また…ハブられた。

「あいつ、まぢでキモくね?」

「近づきたくないんだけど」

授業のプリントを破って捨てられた。

チーム分けで、一人取り残された。

みんながワイワイ楽しそうな昼休みも、一人孤立していた私には苦痛でしか無かった。

一人で読書して、一人で絵を描いて…。

一人で出来る遊びばかり上手くなった。

思えば、今までの自分の人生には“孤独”という言葉が始終つきまとっていた。

怖くて怖くて、友達が欲しくて

でも、人は信じられなくて

また傷つけられたくなくて

それなら一人でいたくて…

でも…独りは嫌なんだ…。

「……!!」

気が付くと、私の頬には涙が流れていた。

日の光を嫌った私の手は、デコの上で寝ていた。

私はそのまま右手を下ろして、涙を拭った。

少し…思い出しすぎた…。

嫌い…嫌いだよ。

みんなみんな嫌いだ。

…でも…、こんなこと思ってる自分が嫌いだよ。