僕のアメ♪

「……なんで…」

私は自分のベッドの上で、携帯片手に力なく座り込んで溜息ついた。

目はどこか違う遠くを見つめて、黒い瞳は下を向いて静かに閉じられた。


それから、学校へは行かなくなった。

自分は何のために生まれてきたのか…。

そんなことばかり考えていた。

「……」

私は昼下がりの公園で、ベンチに寝転がってボーっと空を眺める。

誰にも構われず、誰にも期待されず、誰にも必要とされず…存在理由なんて、私には無かった。

そうだ…昔も…。