蓮太は私の顔を覗き込む。

「まさかユウ、美桜に何かしたんじゃないだろーな!?」

愛斗は悠介を睨む。

「いや、そうじゃな…」

「さあな」

私は苦笑しながら否定しようとしたが、悠介は意味有りげに笑った。

「はあ!!?;;」

私と愛斗と蓮太は声を上げた。

「お前、結構やるんだな。できないかと思ったが、案外激しいし…凄かったぞ」

悠介はわざとどっちの意味にも捉えられるように言った。

「いや、う、うん;;ん?;;」

私は混乱しながらも、返事する。

「美桜、ヤったのか!?」

「えぇ!?」

愛斗たちの驚きようは半端なかった。

「ハハハハッ」

悠介は大爆笑←

「まぢで性質わりぃ…」

私は肩を落とした。

その様子を見て察したのか、

「…ユウマジ最低…」

「……」

と、愛斗と蓮太は悠介を軽蔑した目で見る。

「名誉毀損だな」

翔は冷静に悠介を見て言った。

「おぅおぅ。名誉毀損でも何でも訴えろ」

悠介はまだ笑いながら言う。

「はぁ…美桜、じゃあ俺たちはコーヒーでも飲みに行くか」

愛斗は溜息ついて、私を誘う。

「うん!砂糖五杯で!!」

「それ入れすぎ;;」

愛斗は苦笑いしながらツッコンだ。

「お。俺にもコーヒーおごれよ」

悠介は愛斗の首に腕を回して、軽く首を絞める。

「うっ!;自分で出せよ;;」

「俺今金持ってねーんだよ」

「何で持ってねーんだよ!!;」

愛斗と悠介は喧嘩ごしに怒鳴りあう。

「いいから奢れよ」

「高校生にタカんな!;」

「仕方ねぇ…俺が奢ってやるよ」

翔は溜息つきながら、財布を出した。

「おっ。サンキュー!新木」

「翔、あんまり甘やかすなよ;;」

「翔ー。オレはリンゴジュース飲みたーい」

蓮太はどさくさに紛れて翔に頼み込む。

「レン;;」

そんなやりとりを見ながら、私は笑う。


何だかんだ言いつつ、みんな仲がいいんだ…(笑)