「あ、あの…ありがとうございました!!ユウさん!」

私は悠介に慌てて頭を下げた。

「ん?…あぁ、べつに。てか、さん付けなし。敬語も無しな」

「じゃあ、ユウ」

「あ?」

いつも顔が怖いので、一々ビビる←

「いや…ユウって、やっぱり優しいんだね」

私は最初ビクッとしたが、笑顔で言った。

すると悠介は私の顔に近づいて、

「……お前、面白いやつだな」

と不思議そうに言った。

「へ?」

「なるほど。あいつらが気に入るわけだ。さっきも凄かったしな」

悠介はクスクス笑った。

「??…それ、どういう…」

私は首を傾げたが、後ろから

「美桜ー!!」

と抱きつかれて、心臓が飛び出るほど驚いた。

「レ、レン!?;まぢでビビるからやめてよ;;」

私は心臓を押さえる。

「ごめんw…あれ。ユウじゃん」

蓮太は悪気はなさそうに笑って謝ると、悠介を見つめて目を丸くした。

「おーい。美桜ー!レンー!」

蓮太の後ろから来たのは、愛斗と翔。

悠介の姿を見つけて、二人とも少し驚いていた。

「何してんの?ユウ」

蓮太は悠介の顔を覗き込みながら尋ねた。

「いや…ちょっとパトロール」

悠介は面倒くさそうに頭を掻きながら言った。

「店の中まで?」

「…ちょっとタバコを切らしてな」

「ねぇ、みんな。実はさっきユウ…」

「おい(怒)」

「はい;;」

私は物凄い顔で悠介から睨まれたので、口を閉じた。

でも言いたい…!実はユウがみんなのことを心配して、あいつを探してたこと…!!

「うぅ…;;」

私は心の中で葛藤していた←

「何なにー?何隠してんの??」