僕のアメ♪

「あー!楽しかったぁぁ」

私はデパートを出ながら声を上げた。

「また来ようね」

蓮太は私にニッコリ笑いかけた。

「うん!」

「……」

「……」

私たちのテンションとは裏腹に、後ろで火花を散らす愛斗と翔。

「あの…さ、決着ついたの?二人」

私は少し戸惑いながらも尋ねた。

すると、二人は

「いや」

「引き分けだった」

と、睨み合いながら答えた。

「そ、そっか;;」

私は苦笑いした。

…と、その時、

ドンッ!

私は尻餅ついた。

後ろを見ながら歩いていたせいで、人にぶつかった。

「あ…。すいません」

私はぶつかった男を見上げながら謝った。

「…ちっ」

金髪だった男は私を見て舌打ちした。

眉を潜めてこちらを睨んでいたので、物凄く怖かった。

でも、

「大丈夫?美桜」

と蓮太は手を差し出してくれた。

「うん。ありがと」

私は蓮太の手を受け取って立ち上がった。

「おいおい。人にぶつかっといて、一言で済ませるの?」

金髪の男は急に私に難癖つけてきた。

「え…でも…」

私は戸惑う。

「今から俺と遊ばない?そしたら許してやってもいいけど」

金髪の男は私に近づいてきた。

まぢで勘弁…(>.<;)吐き気が…;;

実は私、男嫌い。大人嫌い。友達なら可。な人物だった←

「それは…私、今忙しいんで…;;」

「イッテー…これ、骨折れたかなー?」

金髪の男はわざとに大声を上げる。

「……;;」