『じゃあ休む?』

蓮太は目を丸くして即答した。

大体レンの考える事は分かる。

「止めてくれないのー?“単位とれないよ”とか」

『無理して学校いく必要ないじゃん。オレは美桜が行かないなら行かない。一緒に遊ぶ?』

蓮太は少し嬉しそうに言う。

私はある意味いい友達を持ったと思う←

てか、レンの優しさにちょっとキュンと来た(//゜∀゜)←

「…わかった。頑張って学校いく」

『了解^^じゃ、用意しといてね』

「うん」

通話終了。

何だかんだ言いつつ、いい奴なんだよな~…。

「……ハァ」

私は溜息ついて、勢い良く起き上がった。







―美桜宅前―

愛斗と蓮太はバイクに跨って待っていた。

「ごめーん。待たせた?」

私は制服姿で、慌てて二人の前に現れた。

「ううん」

二人は笑って答えた。

そして、愛斗は

「ほら」

と、桃色のヘルメットを投げた。

「…てか、いつもモーニングコールしないのに、何で今日はしたの?」

私は桃色のヘルメットをかぶりながら、半眼で尋ねる。

「何だか今日は美桜が休みそうな気がしたから」

「あんなこと遭ったばっかだしな」

蓮太は笑って、愛斗は苦笑しながら答える。

「そっか。…ま、いいけどね。お陰でやる気でた」

私はそう言いながら、愛斗のバイクの後ろに跨った。

「そりゃ良かった」

蓮太は嬉しそうに微笑んだ。

「じゃ、行くぞ」

愛斗はアクセルを回した。