「よし、でゎ行こうか」

私は痛そうに足を抑えて、半眼で何もなかったかのように淡々と言う。

「足、大丈夫?;」

茶髪の少年は心配そうに尋ねる。

「うん。ぃや~、何でだろうね。何か…足が赤く…」

「さっきコケタからだろ;;」

「え?何のこと~??;」

私は誤魔化すように、少し急いで桃色のヘルメットをかぶった。

「ドジだなw」

茶髪の少年は可笑しそうに笑う。

「ドジじゃない//!」

私は少し恥ずかしそうに怒鳴って、茶髪の少年の後ろに乗ると、

茶髪の少年は

「はいはいw」

とバイクのエンジン音を鳴らして、発進させた。

そういえば、自己紹介が遅れた。

私は志水(シミズ)美桜(ミオ)。普通の高校一年生…多分←

まあ、ヤンキーの男と関わっている時点で、普通じゃないなw

でも、校則は破ったことない真面目な方だ。

今学校まで送ってくれている彼は、天瀬(アマセ)愛斗(アイト)クン。

見た目は怖いけど、案外いい人。

いい友達なんだ。毎朝、迎えに来てくれるしw

あ!そういうば…

「ねぇ、愛斗」

私は運転中の愛斗に、後ろから呼びかけた。

「何だ?」

「レンと翔(カケル)は?」

そう…愛斗の他に、友達が2人居るのだ。

「あ~…何か、レンはゲームしたいからっつって、後で学校来るらしいぞ」

「あいつ、学校を何だと思っているんだ(怒)」

1人は馬鹿で

「翔は今日朝課外があったから、先に行ってる」

「へぇー。真面目だねぇ、翔ん」

1人は真面目な優等生タイプ。

こいつらに出会って、丁度2ヵ月が過ぎた。

「そうだなw」

「…?…」

私は今の会話で、一つ疑問に思うことがあった。

「ねぇねぇ、愛斗」

「…??」

「…今日って…朝課外とかあったっけ?;」

「何言ってんだ。昨日、全校集会で『一ヶ月ぶりに始まる』って言ってたじゃねーか。あるに決まっt((「ノォォォォォォオ!!」

私は登校中、全力で声を上げて後悔した←