平日の朝。

「あー…!!」

私はベッドの上で叫んだ。

プルルル~♪

携帯の着信音が私を呼ぶ。

「……」

私は半眼で手を伸ばして、携帯を拾った。

「もしもし?」

少し暗い怒り気味の声で応答。

『美桜!今から迎え行くから、用意しといてね』

朝から蓮太の明るい陽気な声が頭に響く。

「ん~…」

『…どうしたの?』

「学校行きたくなーい」

私は少し甘えた声を上げた。