―駐車場―

「んじゃ、美桜迎えに行こうか♪」

「そうだな」

「……」

3人はバイクを停めて、歩いて桜龍神へ向かう。

桜龍神に着くと、美桜の姿は無かった…。

愛斗は焦った。

嫌な予感がした。

「あれ~…美桜が居ない。どこ行ったのかな??」

蓮太は首を傾げる。

「なぁ、さっき俺たちと居たやつ…どこ行ったか知りませんか?」

翔はレジまで行って、店員に尋ねる。

「あぁ、さっきの子ねwさっきの子なら、アンタたちの前に来た男の子たちと出て行ったわよ」

店員は笑って答える。

「男?」

「おい、、それって…」

翔は愛斗を見つめる。

「おばちゃん!どんな奴だった?!」

愛斗はカウンターから身を乗り出して、取り乱したように慌てて尋ねた。

「え…えーっと…;;」

店員の女性は困ったように眉を潜めて考え出した。

すると、

♪~~~

愛斗の携帯の着信音が鳴った。







一方、私は…

「はぁ…」

男達に囲まれてため息。

死んでいた…←

廃墟のようなところに連れ込まれ、体を身動きが取れないように縛られた。

終わった…俺←

実はあの時…







―桜龍神―

『お前、天瀬らの仲間だよな?』

『え…?』

急に男達に囲まれて、急にこんな質問をされても困る←

『いいから答えろ。もしかして、天瀬の女か?』

随分自己中な野郎だな←

『それは断じて違いますけど、何ですか?』

私は半眼で答えた。

『ちょっと来て欲しいんだ…』

不敵な笑みを浮かべる男は、私の腕を掴んで無理矢理引っ張った。

『え…ちょ;;何するの!!;』

『いいから黙ってついて来い。そうすれば、あいつの秘密を教えてやるよ』

『…秘密?』

私は目を丸くした。

『あぁ…((ニヤリ』







今思えば、私は馬鹿だった。

あんな口車に乗るとは…。

愛斗たちも心配してるだろうなぁ…