―放課後inデパート―
「おぉー♪」
蓮太はカバンを肩にかけるはずのカバンをリュックのようにからって、口を丸くする。
「ゲーセン行こーう!!」
蓮太は両腕を上げた。
「レン、その前にやることがあるだろ」
愛斗はため息まじりに言う。
「あ。そーだった」
蓮太は思い直して、ゲームセンターに行こうとした足を止めた。
「いいから早くしようぜ。時間がなくなる」
翔は眼鏡を外しながら言う。
その姿を見た、道行く女性は振り返る。
「あの人…カッコよくない?」
「キャー!イケメン❤あそこの2人も良く見ればカッコ良くない?!」
そう…眼鏡で地味だった翔くんは、実はイケメン。
瞳は真っ黒で、どこか冷たく鋭い。
さっきまで暗い黒に見えた黒髪は、少し光をおびたように見える。
黒髪黒目も、眼鏡を外した彼はどこか光って見えた。
女が苦手なようで、学校では眼鏡をかけて素顔を隠している。
生活する場でギャラリーが出来ては、鬱陶しいだけと言うのを彼は計算しているのだ。
しかし、頭が良くてイケメンとは…神様は一人の人間にどれだけの才能を与えたんだか…。
分け方間違えたんじゃねーの?
「……」
私は半眼で翔を見つめる。
何だかイライラしてきた←
「何だよ…」
翔は少し不機嫌そうに問う。
自分の姿を女性たちが見つめているのを不快に思ったのだろう…。
「何でもない…大変だね;;」
私は少し引き気味に言った。
「……」
翔は少し考えて、ゆっくり私の所に来た。
「…??」
私が首を傾げると、翔はいきなり私を抱きしめた。
「ん…?!!///;;」
私は顔を赤くして硬直した。
「てめぇ何やってんだ!」
愛斗が間に入って、無理矢理に私と翔を離れさせた。
「ど、どうしたの?!翔」
私はまだ混乱していた。
「いや…数を減らそうと……」
翔はそう言って、親指で後ろを指す。
確かに、今の行動で女の子の数は減った。
私を彼女だと勘違いしたのだろう。
「だからって私を使うなっ!!」
「一応女なんだからな!」
愛斗…一緒に言ってくれるのは助かるが、『一応』ってなんだ。一応って…;;
「悪い。…でも、意外に女みたいな反応するんだな」
翔は表情一つ変えず、私を直視した。
「…そ、そんなこと…///;;」
私はめっちゃ恥ずかしくなった。
「ほら。とりあえず行くぞ」
愛斗は少し口を尖らせて言う。
「ぇ…行くって、どこに??」
首を傾げる私に、蓮太は
「いいから、いいから♪」
とルンルンで私の背中を押す。
「……」
私は少し眉を潜めながらも、言う通り皆に着いて行った。
「おぉー♪」
蓮太はカバンを肩にかけるはずのカバンをリュックのようにからって、口を丸くする。
「ゲーセン行こーう!!」
蓮太は両腕を上げた。
「レン、その前にやることがあるだろ」
愛斗はため息まじりに言う。
「あ。そーだった」
蓮太は思い直して、ゲームセンターに行こうとした足を止めた。
「いいから早くしようぜ。時間がなくなる」
翔は眼鏡を外しながら言う。
その姿を見た、道行く女性は振り返る。
「あの人…カッコよくない?」
「キャー!イケメン❤あそこの2人も良く見ればカッコ良くない?!」
そう…眼鏡で地味だった翔くんは、実はイケメン。
瞳は真っ黒で、どこか冷たく鋭い。
さっきまで暗い黒に見えた黒髪は、少し光をおびたように見える。
黒髪黒目も、眼鏡を外した彼はどこか光って見えた。
女が苦手なようで、学校では眼鏡をかけて素顔を隠している。
生活する場でギャラリーが出来ては、鬱陶しいだけと言うのを彼は計算しているのだ。
しかし、頭が良くてイケメンとは…神様は一人の人間にどれだけの才能を与えたんだか…。
分け方間違えたんじゃねーの?
「……」
私は半眼で翔を見つめる。
何だかイライラしてきた←
「何だよ…」
翔は少し不機嫌そうに問う。
自分の姿を女性たちが見つめているのを不快に思ったのだろう…。
「何でもない…大変だね;;」
私は少し引き気味に言った。
「……」
翔は少し考えて、ゆっくり私の所に来た。
「…??」
私が首を傾げると、翔はいきなり私を抱きしめた。
「ん…?!!///;;」
私は顔を赤くして硬直した。
「てめぇ何やってんだ!」
愛斗が間に入って、無理矢理に私と翔を離れさせた。
「ど、どうしたの?!翔」
私はまだ混乱していた。
「いや…数を減らそうと……」
翔はそう言って、親指で後ろを指す。
確かに、今の行動で女の子の数は減った。
私を彼女だと勘違いしたのだろう。
「だからって私を使うなっ!!」
「一応女なんだからな!」
愛斗…一緒に言ってくれるのは助かるが、『一応』ってなんだ。一応って…;;
「悪い。…でも、意外に女みたいな反応するんだな」
翔は表情一つ変えず、私を直視した。
「…そ、そんなこと…///;;」
私はめっちゃ恥ずかしくなった。
「ほら。とりあえず行くぞ」
愛斗は少し口を尖らせて言う。
「ぇ…行くって、どこに??」
首を傾げる私に、蓮太は
「いいから、いいから♪」
とルンルンで私の背中を押す。
「……」
私は少し眉を潜めながらも、言う通り皆に着いて行った。
