初めての部活では
練習はそこそこで終り
自己紹介タイムが
設けられた。


監督(OB)
ナガヤ
タカハシ

顧問
オオヒラ
タニ

3年生
イリエ(ピッチャー)
サタケ(ファースト)
アサミ(マネージャー)

2年生
アライ(セカンド)
タケウチ(ピッチャー)
ヤマグチ(キャッチャー)
オダカ(サード)
サトウ(ライト)
イシダ(センター)
ミカ(マネージャー)
ミサ(マネージャー)
リサ(マネージャー)

1年生
モリタ(ショート)
カワシマ(ピッチャー)
タナカ(ファースト)
サイトウ(レフト)
キクチ(センター)
ミヤシタ(ベンチ)
ナホ(マネージャー)
アサミ(マネージャー)
マリナ(マネージャー)


3年生は既に殆どが退部
進学校故に、
代替りが早いのだ。


「学年と名前
 直ぐに覚えてね」


とマネージャーの
リーダーである
ミカに言われるが、
マリナは人の名前を
覚えるのが苦手だった。


「お茶を配る順番は
 上からだからね」


これは覚えるしか
ないようだ…
とマリナは思った。

よく考えれば
1週間の体験入部
部員を覚える必要は無い
しかし馬鹿なくらい
素直だったマリナは
必死に覚えようとした。