なんて考えながら、階段を降りきると、今度は私と同じ制服の男の子がいた。
でもなぜか、座り込んでうつむいている。

「どうしたんですか?」

“同じ学校”だと分かり、なんだか妙にほっとけない気持ちになって、かがみこんで話しかけた。