「謝らないでよ。謝らないでほしいよ・・・!」


 気付けば私は思ったことを言葉として発していた。


「え・・・」


 龍は顔を赤らめたままである。


「龍だから、龍だから良いんだよっ!」


 私は、そのままそっぽを向いた。


 龍も、背中をむけた。


ただ、小3の私達には、この事実は、大人すぎて。


子供の私達には、理解しがたい事実だった。