∞ANxIeTY∞

「あの子、確か有名店の子すよね」

「おー。新地のな。」

「やったんすか?」

「やかましわ(笑)」



こいつは
俺を一体どこまで鬼畜に仕立て上げたいんやろうか。
まぁあまり外れてないか。

雨が降りそうな湿気たコンクリートの甘い匂いが鼻につく。

いつもより少し足早に
喫茶店を出て歩く。