∞ANxIeTY∞



願い虚しく

デザートが2つ、あたしの前に彼の前に静かに運ばれる。


「綺麗、ね?」


この様を、精一杯とでも云うんだろうか?
だとすれば、あまりに浮かばれないように思う。


「おー。」


運ばれたのが、色鮮やかなベリージェラートで
ああ、ゆっくりと食べて時間を稼ごうとしたのに、
食べなければ溶けてしまうんだから
もうどう足掻く事も出来ないんだと感じて
ジェラートをとても憎らしく思って可笑しくなった。

こんなにも愛おしんでいたんだと。