∞ANxIeTY∞

そう言って
にこやかな面もちでノックもせずにドアを開ける男を背中で見つける。

「毎月の最低ノルマは此処の賃料ですけど?(笑)」

振り向くと、見慣れた顔が
相変わらずよく似合っている紺のスーツに包まれて立っている。


「いやいや、儲かってるて聞いてるでー♪」

「赤城こそ。
一等地にマイホーム建築おめでとう(笑)」