∞ANxIeTY∞

「…はぁ!?」


帰ってくるのがやっぱり素っ頓狂な声で

この時ほど、其れをとても尊く愛おしく感じた事はかつてなかっただろう。


「ユウ、俺の夢知ってる?」


電話の向こう側で
戸惑ったユウの顔が浮かぶ。


「…おー。」


まだ、自分を罪悪視してるユウを


今から

やっと解放できる。