「それ……」 「えへへ。ばれちゃった」 音の鳴った方を細い手先が探す。 カランと又乾いた音を立てた[其れ]は 拾い上げられて しっかりと手に握られる。 「なんで…」 竹で出来てるんだろう、 黄みの強い淡い茶色をした其れは 誰が見てもわかる。 杖だって事くらい。