∞ANxIeTY∞

首に巻いた大判のストールをしっかりと後ろに回し
糊でぱきっとしたしわのないシャツを捲り上げる。

まるで背を流すように
丁寧に丁寧に


墓石を拭く。

何度も水をかけ、真っ白だった脱脂綿は少しずつ黒ずんで行く。


静かなその場所は
まるで祖父の居た幼い頃に還った錯覚を覚えさせてくれるから
好き。