鮮麗フォトグラファー






あの始まりがなければ。







『「撮っていい」なんて一言も言ってないんだけど』

『モデル料取るぞ』







私は今、こうして苦しんでることはない。







『旺華【おうか】の天才フォトグラファーに知ってもらってるなんて、光栄すぎて泣けるね』








初めは、そんなつもりじゃなかった。

良い表情を見たら、シャッターを切る。
ただ、それだけ。

なのに、