あははと笑って誤魔化す私は、大人げないのだろうか。

確かに肖像権に引っかかっちゃうかもね。
まあ、大人じゃないから許される。

私は将来、絶対に一流のフォトグラファーになりたい。
だから、いつでもカメラを常備している。

それは、




「じゃあ、私を撮ってよ」





――――私の命よりも、ある意味大事だって言えるかもしれない。





「なんで」

「それでお相子でしょ」

「…その考えが理解できないんだけど」





呆れながら言う彼に、にこにこしながら言う私はきっと変わり者だって思われているんだろうな。

そう思っていると、