「松雪さん、こっち撮ってよ!」
「あ、はい!」
サッカー部の子たちに『こっちも』『こっちも』と沢山お願いされて、すごく大量に写真を試合が始まっていないというのに撮って。
でも、他愛ない話もたくさんできて、初めの緊張は解れていった。
「慣れたようだな」
「あ、樋野くん!」
樋野くんは、私の事を常に心配してくれているようで、本当に感謝だ。
そんな樋野くんは、さっそくユニフォームで登場していて。
さっきまで制服姿だったから、すごく新鮮に見える。
ってことで、パシャリとまた撮る。
「だから、何勝手に撮ってんのって」
「だって、樋野くんの晴れ姿前を撮っておこうかなって」
「モデル料、本当に貰うぞ」
「そこは痛いです」
なんて。
いつかやった覚えのある会話をして。
私たちは飽きもせずに話していた。
すると、

