……不法侵入だ。 朝起きてリビングのドアを開けるとソファでコーヒーを勝手に飲んでいたのだ。 そりゃ勝手に家に入って、これまた勝手にコーヒーを飲んでいる光景を見たらむかつくに決まってる。 「あんたの家は此処じゃないでしょ」 「知ってる。でも鍵かかってなかったからさ」 金髪はフッと微笑む。 威圧感さえ感じる笑みに私は言葉を発する事が出来なくなってしまった。