「いいなぁ、華花那は。男子にモテて。あたしも美人になりたーい!!!」



あたしは空に向かってそう叫んだ。


「・・・くんに好きになってもらいたいだけ」



え・・・?



「なぁに?華花那。」


あたしが聞くと華花那は両手を大きく振った。


「な、なんでもないよ!ごめん!」



・・・?


あたしは華花那の言葉を聞き逃していた。